Humoresques, Dvořák
ドヴォルザークのユーモレスクにはまっている。
BBC radio3(クラシックチャンネル)を聴いていて、この曲何だったっけな、と調べてみたら、クライスラーの演奏を見つけ(有名みたい)、そこから様々なヴァリエーションを探して、鬼リピしている。
Fritz Kreisler, Franz Rupp, 1991
小澤征爾, Yo-Yo Ma, Itzhak Perlman, 2002
前半から、調子が変わる中盤のメロディーの切迫感がくせになる。
これが人生だ、と語りかけて来るようなメロディー。
まあ、今の心情をよく表している、ということなのかもしれないのだけれど。自分で思っているよりも、私はロマン主義なのかもしれない。
クライスラーは、シュレーディンガーとほぼ同時代の人なので、シュレーディンガーもおそらく知っていただろうと思う。
クライスラーの方が少し年上だけれど、シュレーディンガーより一年長生きしている。
ただ、シュレーディンガーは演劇は好んだけれど、音楽は好きではなかったようだ。
伝記には、母親はヴァイオリンを弾いていて、母親が後に病気を得た時に、それがヴァイオリンのせいだと考えて、音楽が嫌いになったということが書いてあった。(ほんまなんかな...)
クライスラーはアメリカに帰化したけれど、シュレーディンガーは、アメリカは合わなかったようで(講演に行ったプリンストンからの誘いを断っている)、その辺もまあ、当たり前だけれど、個性は違うようだ。
Fritz Kreisler, 1875-1962
Erwin Schrödinger, 1887-1961
ユーモレスクに戻ると、中盤のこれが人生だ的なメロディーと、初めの、どこかのんびりしたメロディーは、どういった順序で作られたのだろう、と考えてみる。
私の推測は、初めのメロディーができて、どうしようかな、と別の時に考えていて、何か、どこかでわずかなタイミングが「のって」「できた」のかな、と思っているのだけれど、実際はどうなんだろう。
コメント
コメントを投稿