アメリカのシカゴが拠点の 「POETRY」という詩誌の4月号に 詩「Early in Summer, Diophantine Approximation」 を掲載いただきました! (日本語題:初夏、ディオファントス近似) 上の表紙写真または以下のリンクより どうぞご覧ください。 POETRY Magazine のページ 詩作品の発表は数年ぶりで、2019年の 詩誌「反射熱」以来です。 ここ数年は働きながら、朝5時前に起きて 朝活や通勤の時間に、自作の翻訳などに 取り組んでいました。 なかなか投稿がアクセプトされず 発表ができなかったのですが 今回久しぶりに媒体で発表させていただける 運びになりました。 POETRYは、2018年から投稿していた詩誌で 昨年の秋頃に、たまたま英語が母語でない人向けの 募集があり、その枠で通ったという タイミングといいますか 非常にラッキーでした。感謝! 今後も仕事を続けつつ、ゆるゆるぼちぼちと 投稿を続けていこうと思っています。 (教育委員会のすみっこにいます) ドイツ語の作品の翻訳にも 少しずつ取り組んでいますが そちらも発表は何年後になるかわかりません…😅 でも「今一番やりたいこと」を一歩ずつ 続けてゆきたいですね。
「境界の向こう」Kindleページへ 第二詩集「境界の向こう」の Kindle 版をつくりました! 朝 5 時に起きて出勤までに 25 分程度確保したり、地味にこつこつがんばった … 朝活の成果かな、これは。 端末によっては、ゴシック体で表示されるので、明朝体をダウンロードすれば、デフォルトの明朝体で読むことができます。詩なので余白を広く取っていますが、 Kindle 上で読みやすいようにカスタマイズし て読むことをおすすめします。 ロイヤリティは受け取らない手続きをしています 🍵 一生懸命書いた、あとがきは以下です。 ●あとがき 電子書籍版 二〇一五年に出版した本詩集では、文理の境界をテーマのひとつとして設定した。詩を書いてゆくうえで、自分の役割とは何か、書きたいものは何かと考えたとき、自然とそこにゆきついたように思う。文理の境界など初めからないのだとわかっていても、科学用語を詩に織り込む詩人は、いまだ少数派であるようだ。 科学は未来を志向する。ロマンあふれるそのいとなみは、詩情と無縁ではない。科学分野で用いられる、意味の凝縮された言葉には独特のポエジーがある。遠く離れた世界の言葉ではなく、日々を歩いてゆく路肩に、暮らしの隣にある言葉である。 境界をとり払うことができたのかどうか、私にはわからないけれど、この詩集を読んでくださったあなたが、自分にも詩が書けそう、書いてみようかな、と思ってくださったなら、とてもうれしい。 枚方、淀川のほとりにて ●あとがき 紙書籍版( 2015 年) ここ数年間にわたり、様々なことについて考え、書きつけてきた詩篇達を、この度無事一冊の詩集にまとめることができ、これも多方面のみなさまの支えあってのことと大変うれしく思い、ほっとしています。 本詩集の表題「境界の向こう」には、国境などをはじめとする様々な境界、また文理の境界を越えてゆくことを目指すという幾つかの意味あいをふくませてあります。自然科学を愛する者として、また浅学ではあるものの、理系出身者として詩を書いてゆくうえで、文理の架橋は、ライフワークともいうべきテーマのひとつです。 広大で奥深いこの現実世界に対し、文字という方法をもって、たとえ僅かでも、何かのかたちで貢献すること